脱・普通の会社員。複数の稼ぎ口の獲得に可能な範囲で挑戦する

会社に依存しすぎないマインドセットが重要

「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。投資の世界でよく聞く言葉です。一点集中で一つの銘柄にお金を注いだ時、その銘柄の状況が悪くなったら大損失を受けてしまう。だから、複数の銘柄に分散投資してリスクを抑えようという具合です。投資ではないものの、自分の時間を一つの会社だけに預けるのはリスクとも言えます。対策としてできるのは、①できるだけ安定した会社に入ること、②他社でもやっていける人材であり続けること、③複数の稼ぎ口を持つこと、の3つ。変化の大きい現代では、①の難易度がかなり上がっているため、②と③が特にカギになります。ここで言うリスクとは、金銭面と精神面です。①をある程度意識しつつ、②と③を実践することで、お金の不安が取り除かれ、精神的なゆとりや経済的自立による自信が持てるようになります。

ほどほど派らしい会社依存リスクへの対策・マルチインカム戦略

前の段落で書いたことが現代における一般論だと感じていますが、ここでは「ほどほど派」のための会社依存リスクへの対策・マルチインカム戦略を考えていきます。②は言い換えれば、ニーズの高いスキル・経験を持っていること、磨き続けることです。無理して圧倒的成長を目指す必要はありませんが、会社での価値ではなく市場価値を意識するのは大切だと思います。会社での仕事において、つぶしの効くスキルは磨けていますでしょうか。もし不安に感じるなら、③のなかの副業で身につけることも可能です。③は、副業と共働き。「会社の時間以外で働くなんて…」と敬遠しがちですが、ブログでも、YouTubeでも興味があれば収入を考えすぎず一旦チャレンジ。文章力、動画編集、プログラミングといったスキルが身につくものが望ましいです。

ただ、ほどほど派にとっては、負担にならないのが大前提。より実現可能性が高いのは、家庭持ち限定ではありますが、世帯でのダブルインカムを図る「共働き」だと思います。同じ世帯年収800万でも、片方がバリバリ1日中働いて800万稼ぎ、もう片方が専業主夫(婦)なのと、両方がほどほどに働き年収400万ほどの場合では、後者のほうが税金がかからず手取りが高いと言います。ワークライフバランスの確保を重要視する「ほどほど派」と相性のいいマルチインカム戦略です。家事や育児をシェアしながら程よく働くのが金銭的にも精神的にも賢いと言えます。

結局メインインカム(会社)は重要というのを忘れてはいけない

ほどほど派にとって、「市場価値の意識」と「共働き」が大事という話をしました。でも、最初の段落の①の視点は相変わらず重要です。「安定した会社」というのは社会的信頼の大きい大手企業や公務員も含め、精神的にゆとりを持って働きやすい会社を指します(必ずしも大手や公務員が当てはまるわけではありません)。いわゆるホワイト企業ですが、人によって定義が変わってくると想定しています。何も考えず依存できる大樹のような組織は存在せず、そもそもリスク管理の観点で依存すべきでないとは思います。ひとつ言えるのは、仮に残業なしでも1日の3分の1は本業の会社に働くというなかで、それなりに安心して働き、それなりに稼げる会社を選ぶのはかなり重要。もし現職に対して不満があるのであれば転職を積極的に検討すべきです。複数の稼ぎ口は現代のスタンダードとして考えるべきですが、メインになる稼ぎ口の質もあわせて見直してみてください。